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最新版
健二 酒井, 2019/05/04 22:18
精神科系読み物¶
それを扱っていたり、何かそれっぽいものを感じた本
書籍と内容¶
うつヌケ¶
媒体は漫画、内容的にはエッセイ集。扱っているのは鬱と時々躁鬱(双極性障害)。
うつにかかってそこから抜けた人たちの体験談。時折キツい描写はある。
失踪日記¶
媒体は漫画。内容には、扱っているのは作者本人のホームレス体験×2とアルコール依存症体験。
ギャグなので読みやすい。ホームレス体験がメインなのでアル中を扱ったものとしては後述の「アル中病棟」のほうが良いかな。
失踪日記2 アル中病棟¶
扱っているのはアルコール依存症。
やはりギャグで読みやすい。おススメ。
とてもライトな語り口なので精神科系の話に慣れてない人にもおすすめ。(おすすめってなんだ?)
ペコロスの母に会いに行く¶
扱っているのは認知症と介護。媒体は漫画。画風は優しいが結構キツい。実写映画化もされた。
歯車¶
媒体は小説。芥川龍之介の短編。扱っている病気はよくわからん。不思議の国のアリス症候群と言っているレビューも見た。
病気が主題の話ではないが、歯車の幻覚に悩まされる男のお話。私小説色が強いので本人の体験が結構盛り込まれていそう。
切羽詰まった感じが結構リアル。キツいが読みやすい。流石。慣れていない人にもおススメ。
I had a black dog¶
https://www.youtube.com/watch?v=XiCrniLQGYc
媒体は動画、絵本。扱っているのはうつ。よくわかるうつ病患者の主観。4分程度なのですぐ見られる。
うつの入門に良い気がする。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人¶
媒体は小説。あの有名なハリーポッターシリーズの3巻。扱っているのはうつ。だが別に主題ではない。
ここから作中で登場するディメンター(吸魂鬼)は作者のうつ体験が元になってるらしい。その感じをよく化け物にまとまってる。
うつを知るだけには読むのが大変なのでそういう意味ではおすすめではない。
ビューティフルマインド¶
媒体は映画。扱っているのは統合失調症(精神分裂病)。数学者ジョン・ナッシュの体験が元ネタ。幻覚・妄想の描写が凄い。
中盤ぐらいからの第三者から見た時の感じもよく描写されてる。俺が見た人の中にももあんな感じの人がいた。ただ、これが全てではない。
良い映画だけどこれだけ見て分かった気になってはいけません。あと退院後のボーっとしてる感じは何かよくわかる。
おススメ。
マーティン・セリグマンのポジティブ心理学¶
https://www.ted.com/talks/martin_seligman_on_the_state_of_psychology?language=ja
媒体は動画。ポジティブ心理学の創始者セリグマンのTEDトーク。扱っているのは健常者の心理学。
それまでの心理学が扱ってるのは病気の人ばっかりだったよねってことで、普通の人向けに心理学が何をすべきかって話をしている。
最初の掴みがとても面白い。あとは本でも十分かもしれない…。
夜と霧¶
媒体は活字だけど…なんていうジャンルだこれ。作者は実存分析のV・E・フランクル。
扱っているのは収容所の心理学…と言うのかな…?強制収容所に入った人が、収容から解放後までどのような変遷を辿っていくかを描写している。
そういった極限的な状況の中で希望が人に影響を及ぼすか、ある意味で挫けない人がいたこと、それはなぜかなど描いている。
収容所内の話ももちろん壮絶だけど、解放後の話がとても痛々しい。
おススメはできるが重い。
それでも人生にイエスと言う¶
「夜と霧」と同じくフランクル。扱っているのは実存分析。
どんな状況であれ人は態度を決める自由を持っているというのはとても響く、希望があって好き。
おススメだが内容はやはりとても重い。